スパティフイラムとはこんな植物です。
白く大きな仏炎苞(ぶつえんほう)の形や大きさに違いがあり、品種は非常にたくさん出ています。
矮性種(わいせいしゅ)もよく出回っており、入手するときは名前より、開花の様子をよく見て決めるようにしましょう。
◇ 楽しみ方のいろいろ
矮性種の”ミニメリー”はミニ観葉や小鉢に、ポピュラーな”マウラノア”などは中〜大鉢に仕立てられます。
真っ白な苞がよいアクセントになるので、コンテナガーデンやテラリュウムの素材としても良く使われます。
◇ 失敗しない管理のポイント
置き場所
部屋の暗い場所に置かれても、緑の葉がつやつやとしてますが、花茎が伸びないようでは、光線不足です。
直射光線は避けますが、もっと明るいところへ移します。
寒さには強いほうですが、室内に取り込めば大丈夫です。
水やり
水切れすると、下葉から黄変して葉先から枯れ込ます。
また、根がたくさん出るので、過湿状態では根腐れを起こします。
鉢土の表面がが乾いたら、タップリと水やりして水の抜けが悪くなったら、根をチェックして必要なら植え替えます。
冬は生長が鈍るので、乾かし気味にします。
高温多湿状態が好ましいので、霧水で多湿状態にすることも大切です。
肥料
生長期間(新芽が出てくる)は、2か月に1回緩効性化成肥料を施します。
葉色がさえないときは、液体肥料などで補います。
寒い時期、成長が止まっている間は施肥を止めますが、肥料不足は開花しない原因にもなるので、成長具合いをよく見て施します。
病害虫
カイガラムシが発生します。
暖かい時期は葉をよく観察しましょう。
◇仕立て直しかた
1年もしたら子株がたくさんでき、すぐに鉢がいっぱいになります。
根もたくさん出るので、2年に1回は一回り大きい鉢に植え替えるか、株分けをして新しい鉢を作ります。
大きくせず、数も増やさないときは、根鉢の下3分の一切り落とし、根を痛めないように土を落として同じ大きさの鉢に植えます。
なお、苞が白色から緑色に変わったら、結実させないよう早めに茎ごと切り落とします。
*:矮性(わいせい、英: dwarf)は、動植物が近縁の生物の一般的な大きさよりも小形な まま成熟する性質を指す
スパティフイラム関連ページ
- サンセベリア
- 古くからトラノオと呼ばれて親しまれていましたが、マイナスイオンがよく発生するという事で、再び脚光を浴びるようになりました。
- シェフレラ
- ホンコンやホンコンカポックという品種が多く普及しているので、シェフレラという名前よりもそちらの名がよく知られているよう。
- シッサス
- 釣鉢から垂らしたり、ヘゴ柱やあんどん仕立てにしてツルを絡ませます。
- シペラス
- すらっとした草姿と放射状に広がる花軸が何となく涼しげで、水辺が非常に似合う植物です。
- シュロチク(棕櫚竹)
- 耐陰性、耐寒性が強くディスプレイ用の観葉植物として人気のある品種。
- シマトネリコ
- 密集した葉には光沢があり、夏は涼しげで感じがよく、6月から7月頃に白くて小さな花を咲かせます。
- ジャカランダ
- ジャカランダの名は、ブラジルでの呼び名から付けられたポルトガル名に由来するとされています。
- シンゴニウム
- 中央〜南アメリカに約20種が分布するつる性の植物で、根を他のものに張り付かせて上へとよじ登っていきます。
- 食虫植物
- 食虫植物とは、昆虫や小さな生物を捕え、溶かすなどして栄養分を吸収して生育している植物を言います。
- ストレリチア
- きれいなオレンジ色の花が咲く人気の高い育てやすい観葉植物
- セダム(多肉植物)
- ベンケイソウ科セダム(マンネングサ)属に分類される植物の総称です。
- セネシオ(多肉植物)
- セネシオの仲間は、南西アフリカ、マダガスカル、カナリア諸島に分布します。
- ゼブリナ
- シマムラサキツユクサ、ハカタカラクサの別名があります。
- ソテツ類
- 園芸・ガーデニングサイトです。 ホウノキの趣味の園芸、植物育て方のページです。