シュロチク(棕櫚竹)の育て方
□科・属名:ヤシ科(ラピス属)
□原産地:中国南部
□分類:半耐寒性、常緑小低木
□花言葉:思慮深い、向上心
原産地は中国南部 - 南西部。カンノンチクほどではないが、古典園芸植物として多くの品種がある。
葉はシュロに似ている。
耐陰性、耐寒性が強くディスプレイ用の観葉植物として人気のある品種。
また、古典園芸ではカンノンチクと本種を一纏めにして観棕竹ということがある。
◇ 楽しみ方のいろいろ
☆緑の宝石☆と親しまれ古典園芸の中で、大変人気のある奥の深い観葉植物です。
観音竹は古くから渡来し、江戸時代の初め頃から栽培されていたと言われています。
100種以上の日本独特の園芸品種が存在するのも、うなずけますよね。
ずっと昔から日本人に愛されてきた、観音竹・・・。和風のお店や、アジアン調にもしっくりきますよ。落ち着いた情緒豊かな緑の宝石・・・(-_-)
眺めているだけで、心が和みます。
◇ 失敗しない管理のポイント
置き場所
強い光線を嫌うので、夏の戸外では半日陰か明るい日陰に、室内では同じ程度の間接光の場所へ置く。
耐陰性はあるが、冬は室内で明るい窓際などに移動する。
年間を通して通風は必要だが、強い風は葉を傷めるので避けたい。
水やり
乾燥を嫌い、渇きが強いと葉が枯れる原因となる。
4月〜10月の生育期は表土が乾いたらタップリ与え、葉水も多めにする。
冬は室内に入れて10度以下になったら水やりを控える。
肥料
生育期の五月に、錠剤タイプなどの緩効性化成肥料か有機質の固形肥料を与え、生育期間は月一回、1000倍液肥を追肥する。
病害虫
カイガラムシが発生する事がある。よく見ておき、幼虫のうちに殺虫剤を10日おきに2〜3回散布して駆除する。
成虫なら湿った布でふき取り、水で洗い流すなどして駆除する。
◇ 仕立て直し方
2年に一度は植替える、植替えのとき株分けも出来ます。適期は5月から7月ですが、株分けは梅雨時の湿度の高い時期におこないます。
鉢から抜いたら、古い土を三分の一くらい落とし、根をほぐし広げて鉢に植えつける。
用土は赤玉土小粒4、中粒3、腐葉土3の割合で、腐葉土は中粒と小粒を分けて混ぜ、下に中粒、植えに小粒を入れる。
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