ゼブリナ(シマムラサキツユクサ)
学名:Tradescantia zebrina
別名:シマムラサキツユクサ、ハカタカラクサ
原産地:メキシコ
草丈:つる性で長く伸びる
◇ こんな植物です。
ムラサキツユクサなどと同じトラデスカンチア属の植物ですが、以前はゼブリナ属に分類されていたので、園芸では今でもこの名前で通っています。
ゼブリナの名前はポルトガル語のゼーブラ(シマウマ)が元で、その葉の模様に由来します。
シンプルですが、モダンな雰囲気があり飽きのこない植物です。
ハッキリした縞模様のペンドゥラの仲間がよく栽培されています。
不規則に斑がいる品種は、栽培条件が整わないと縞模様が不鮮明になって、魅力も半減します。
メキシコ原産で、観葉植物として広く親しまれています。
◇ 楽しみ方のいろいろ
釣鉢から蔓をたくさん出させると、よくまとまります。
植え付け後に摘芯を繰り返して、枝数を増やすのがコツです。
長く垂らすときはだらしなく間延びしないよう、摘芯や誘引などこまめに行います。
挿木苗をミニ観葉として楽しむのもよく、日陰でも枯れないため、テラリュウムに色を添えるのに使われます。
葉はしずく型でメタリックな光沢があり、表側は太い銀白色の縦縞が2本入って、裏は紫一色になります。
夏になると茎の先端に赤みがかったピンク色の小さな花を2輪咲かせます。
◇ 失敗しない管理のポイント
置き場所
耐寒性、耐陰性共にありますが、冬は室内に取り込む必要があります。
日当たりのよい場所で育てるほうが、間伸びせず葉色もきれいに保てます。
日陰に置きっぱなしにすると節間が伸び、斑のない葉が増えてきたりします。
水やり
葉がやや厚めで、乾燥にはかなり耐えます。
特に冬は鉢土が乾いてから水やりをします。
水やりが多すぎると間延びする原因にもなるので、成長期も鉢土の表面が乾いたのを確認してから水やりをします。
ただし、冷暖房の入った室内は乾燥しすぎるので、ときどき霧水などでしつどを補うようにします。
肥料
多肥になると徒長するので、成長期の葉に元気がないときなどに、緩効性化成肥料を1回程度でよいでしょう。
病害虫
成長期に、カイガラムシの発生が見られることがあります。
◇ 仕立て直し方
水不足や高温多湿で株が蒸れた時などは、下葉から落葉が始まります。
生育旺盛で根詰まりを起こし、水分を吸収出来ない場合もあるため、挿し木で仕立て直すのが簡単です。
葉の残った先端部を挿し穂にして、植付用土に挿せば発根するので、新芽が増えたら摘芯をして株姿を作っていきます。
根詰まりしていなければ、残った親株も株もとで切戻し、施肥をして栽培環境を整えると、切り口の下から、わき目が伸びて再生します。
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