ホウノキの趣味の園芸

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プテリス

プテリス

科名:ワラビ(イノモトソウ)科

 

学名:Pteris

 

別名:イノモトソウ

 

原産地:世界の熱帯〜亜熱帯

 

草丈:30cm-1.5m

 

世界の熱帯から亜熱帯に掛けて約300種類が分布するシダ類で、そのうちの30種ほどが日本にも自生しています。

 

 

◇ プテリスは こんな植物です。

 

日本の自生種、マツザカシダをはじめとするシダの仲間で、形の異なる2種類の葉が出るクレティカの園芸品種が主流です。
洋ランの株元に植えられることも多く、明るい葉色や斑入りの葉もよく見られます。
日本の気候にあって、多湿を好み、耐寒性も高いため、暖かい地域では路地植えも可能です。

 

◇ 楽しみ方のいろいろ

 

柔らかい葉と細い茎が、繊細で穏やかな雰囲気を醸し出します。
和洋を問わず楽しめますが、あまり大きくすると根腐れしやすく、種の特徴も出ないので、ミニ観葉や小鉢くらいが適当です
株元に多く出る点を生かし、ほかの植物に添えて植えると、鉢に落ち着きが生まれます。

 

◇ 失敗しない管理のポイント

 

置き場所
耐陰性はありますが、丈夫で鮮やかな色の株に育てる場合には明るい日陰で管理してあげるのが最適です。
真夏の直射日光は葉焼けの原因となりますので、直射日光は避け、カーテンのレース越しなどの光に当ててください。
プテリスは湿度を好みますので、室内での管理の場合は、エアコンなどにより乾燥しすぎないように注意してください。

 

水やり
プテリスの水やりは秋〜春は、鉢土が乾いたらたっぷり与えます。
夏場は毎日与えるようにします。
プテリスは基本的には多湿を好みますので、水やりはたっぷりと。
ただ、鉢土がじくじくした状態だと根腐れの原因になります。
葉がチリチリになって枯れ始めたら水切れのサインです。
この場合は、ダメージを受けた葉や茎を切り戻し、水をたっぷりと与えて再生を待ちます。

 

肥料
育生期の春〜秋にかけて元気がないようでしたら即効性の液肥を2〜3回/月与えて様子を見ます。

 

病害虫
春〜秋にかけてのカイガラムやハダニになります。
特に、夏場の高温乾燥期にはハダニが発生しやすくなりますので、葉水などにより予防するようにしてください。

 

 

◇ 仕立て直し方

 

葉が密集すると株が蒸れやすく、込み合ったところから枯れます。
また、根詰まりなどで水キレ状態が続くと、葉が乾燥してやがて全体に枯れて来ます。
被害が一部なら枯れた部分を取り除き、全体に枯れたときは、思い切って地際まで刈り込みます。
同時に、植え替えたり株分けをして根詰まり状態を解消し、新芽を出させて回復を図ります。
明るい日陰に置き、適切な水やりとたっぷりの霧水を与えれば、2週間くらいで回復します。

 

プテリス

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