ブライダルベール
学名:Gibasis pellucidia
別名:タヒチアンブライダルベール
原産地:メキシコ
草丈:およそ20cm
開花期:気温があれば周年
◇ ブライダルベールは こんな植物です。
葉を楽しむというより、全体にふんわりとした緑色のかたまりに、小さな白い花がぽつぽつとたくさん咲いた姿にこそ魅力があります。
葉がたくさん茂るので風通しのよい場所に吊るして、株が蒸れないようにすることが大切です。
上手に育てると真夏を除き、変わらぬ開花が見られます。
◇ 楽しみ方のいろいろ
釣鉢にして鉢が見えなくなるほど、こんもりと茎を垂らすのが魅力ですが、伸びすぎるとだらしなく見えるので、切戻したり、挿し木で仕立て直したりして株姿を維持します。
また、ミニサイズの鉢からあふれるように咲かせても、可愛らしく仕上がります。
霜の降りない暖かい地域なら、グランドカバーにも良いでしょう。
多少さむさ傷んでも、春になると新芽が伸びて回復します。
◇ 失敗しない管理のポイント
置き場所
できるだけ日当たりのよい明るい場所で育てますが、真夏の直射日光は強すぎて葉が焼けるので、レースカーテン越しの日光など、明るい日陰で育てます。
冬は最低温度5度以上で管理します。
熱帯植物の割には寒さに強く、温かい地域では外の霜を避けた場所に置いておくと、葉は枯れてなくなってしまっても、春になると地から新芽が出て、夏頃までには葉が茂って蘇ってきます。
水やり
年間を通して土の表面が乾いてから与えますが、生育期の初夏からはよく水を吸い上げますので、水切れには注意してください。
秋の最低気温が20℃以下になると、徐々に水やり回数を減らして行きます。
冬は表面が白く乾いてから水やりをします。
真冬の水の与え過ぎは根腐れの原因になりますので注意してください。
肥料
春から秋まで緩効性の化成肥料や液体肥料などを与えます。
病害虫
ハダニ、カイガラムシ 年間を通してハダニやカイガラムシが発生します。
◇ 仕立て直し方
茎が伸びすぎたところは切戻せばよいのですが、全体に乱れてきたら地際から2pくらいで切戻し、再び株を作り直します。
株が蒸れて中心付近が黒く腐ったようになってきたら、その部分を間引くように切り取り、風とうしのよい場所に移します。
それでも再生が難しいようなら、挿し木のほうが早いでしょう。
挿し穂は10本ずつくらいまとめ、鉢の3〜5か所に挿すと、作業もしやすく仕上がりもきれいです。
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