ホウノキの趣味の園芸

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ドラセナ「幸福の木」

ドラセナ

 

科名:リュウゼツラン(キジカクシ)科

 

学名:Dracaena

 

原産地:熱帯アジア・アフリカ

 

樹高:30cm-20m(種により異なる)

 

 

 

 

◇ ドラセナはこんな植物です。

 

細い葉から幅広な葉、緑葉から斑入り葉と、非常に種類が多彩なうえ、いずれもタップリ葉を出して見栄えがよく、性質が丈夫で育てやすいので、観葉植物の代表種として不動の人気を誇ります。
幸福の木と呼ばれるフラグランス、マッサンゲアナ、やコンシンナ、トリカラーレインボー、サンデリアナ、レフレクサ、ワーネッキー、そしてゴットセフィアナと呼ばれることも多いスルクローサなど、園芸品種も含め、豊富な種類が出回っています。

 

◇ 楽しみ方のいろいろ

 

挿木苗のミニ観葉や小鉢から、枝をまげて樹形を作った中・大鉢まで、大きさによってさまざまに作られています。
紐などで誘引すればいいので、かた作りは簡単です。
太い幹を切って芽を吹かせた朴ものも、1本立ちから寄せ植えまでバリエーションが豊富です。

 

◇ 失敗しない管理のポイント

 

置き場所
よく日陰に耐えますが、徒長気味になり、斑の多くいるものは斑が少なくなったり薄くなったりします。
出来るだけ光線に当てて育て、寒くなったら室内に取り込んで、ガラス越しの直射日光の当てます。
特に、スルクローサは冬越しに10度以上必要なので、室内の暖かい場所に置いて夜は保温するようにします。

 

水やり
成長期は、鉢土が乾いたらタップリと水やりをします。
水やりをしても葉が垂れ下がってくるような状態は、根詰まりでなければ湿度不足。
葉水は出来るだけ与えるようにします。

 

肥料

 

成長期は月1回、緩効性化成肥料を施します。
それでも葉色がさえないようなら明るい場所に移し、液体肥料で様子を見ます。

 

病害虫

 

カイガラムシやハダニが発生することがあります。

 

◇ 仕立て直し方

 

葉が落ちて茎を伸ばす種類は、茎が伸びす来たら切戻して、脇芽を伸ばすことで再生します。
切戻した茎は天芽挿し、茎挿し、茎伏せで増やすことが可能です。
そのまま伸ばし、木質化する茎の形を観賞するのも良いでしょう。
真っ直ぐに伸ばすなら支柱を立てて、曲げたいときは柔らかいうちから徐々にひもで誘引します。
加湿などで根が傷んでしまうと、葉色がさえなくなります。
そのような株は傷んだ根を整理して、新しい用土で一回り大きな鉢に植え替えます。

 

コンシンネ(ホワトホリー ) コンシンネ(トリカラー)

コンシンネ(ホワトホリー) コンシンネの改良品種で白の斑が入った葉は涼しげで優しい印象を与えます。明るい場所が大好きで、日当たりの良い場所に置くと葉の発色がよくなります。乾燥に強く、寒さは苦手。矮性種なのでオリジナルのコンシンネよりは若干弱い性質です。「ホワイボリー」と呼ばれることもあります。

 

コンシンネ(トリカラー)コンシンネの改良品種。写真を見てもお分かりの通り、コンシンネの緑と赤の色合いに対し、黄色の斑が入り、三色からなることから“トリコロール”と言う名前がつけられました。ドラセナの中でもこの美麗さは指折りです。

コンシンネ(レインボー) レモンライム

 

コンシンネ(レインボー)トリカラーの改良品種で、全体が鮮烈な赤味を帯びて虹のように見える事からこの名前がつきました。見るからにインパクトのある赤味が強い配色で、他の植物とは違ったアクセントをつける事が出来そうですね。

 

レモンライムワーネッキーの枝変わり種。アオワーネッキーとは対照的に、鮮やかな明るいレモンライム色の葉が鮮やか。一鉢あるだけでお部屋が一気に明るくなります。耐陰性に非常に優れているので、室内であれば場所を選びません。美しさと育てやすさが両立した品種でもあります。

ハワイアンサンシャイン レフレクサ(ソング オブ インディア)

 

ダークグリーンに黄色のストライプが美しい品種。マッサンゲアナにも似ていますが、こちらは少し手に入りにくい品種になります。

 

レフレクサの突然変異によって生れたソングオブインディア。白や黄色の斑が外側に入るのが特徴で美しい。大きいものになると写真のようなワイルドな景観になったりもします。明るすぎない黄色とグリーンの葉が、爽やかで上品な雰囲気を漂わせます。

レフレクサ(ソング オブ スリランカ) ワーネッキー

ソングオブインディアにそっくりな品種。鮮やかな黄色と緑色が美しい新芽から、なんと葉が古くなるにつれて緑色に変わっていくという、面白い特徴を持っています。生産が少ないため手に入りにくい品種です。

多数の園芸品種が生まれた基本種ワーネッキ。爽やかなグリーンの葉に白のストライプが美しい。上品な雰囲気を持ち、お部屋を優しい印象にしてくれます。以前はよく出回っていて、レンタルグリーンではおなじみの品種でしたが、近ごろあまり見かけなくなりました。

アオワーネッキー ドラセナ コンパクタ

ワーネッキーの枝変わりの品種。葉はダークグリーンで艶があり、ワーネッキーよりもシックで落ち着いた雰囲気を漂わせます。正式名称は“ヴィレンス”言いますが、日本ではアオワーネッキーの名で多く流通しています。耐陰性に非常に優れるため、室内であれば場所を選びません。寒さには弱いので、10℃以下に気温が下がる季節になったら、温かい部屋へ移動してください。

 

光沢のある濃いグリーンの葉が特徴の観葉植物。ドラセナの中でも特に生長が遅く、枝が暴れたりしないため、鑑賞期間が長く、コンパクトに飾れるのが魅力。耐陰性にも優れるため、丈夫で育てやすい。乾燥した室内では毎日霧吹きをすると、葉のつやを保て、病虫害の予防にもなります。

ゴールドコースト リッキー

 

波打つ葉に緑と黄色に葉がとても涼しげな印象を与えるゴールドコースト。比較的流通量の少ない新しい品種になります。大きなサイズであってもスレンダーなその立姿は、とてもすっきりしていて爽やかです。

細長く肉厚な葉が特徴的なリッキー。今までのドラセナとは雰囲気が大きく異なり、落ち着いた雰囲気を持ち合わせています。こちらも少し手に入りにくい品種になります。下の写真・左のように、黄緑色のストライプが入る“斑入り”もあり人気がある品種です。耐陰性もある程度ありますが、日当たりの悪い場所に置いておくと葉の発色が悪くなり、残念な姿になってしまうので、明るい日陰に置いてください。

レフレクサ レフレクサ(ソング オブ ジャマイカ)

 

薄くて細長く、鮮やかなグリーンが大変美しいレフレクサ。その容姿は和洋の雰囲気にどちらでも合わせやすく、どんな部屋にも馴染みやすい特徴を持っています。

 

レフレクサの突然変異によるソングオブジャマイカ。深い緑と黄緑色の葉が、お部屋をシックな雰囲気にしてくれます。“ソング オブ バンコク”と呼ばれる事もあります。

カンボジア―ナ ドラコ

 

カールした細長い葉が実に優雅なドラセナ。育てやすいこともあり、人気が高い品種です。日当たりが良く、風通しのよい場所を好みます。室内で育てる場合は、窓辺などのできるだけ明るい場所がベスト。耐陰性もありますが日照不足になると葉の色が悪くなります。春と秋はときおりベランダなどに出し、日に当ててやるといいでしょう。ただし、真夏の直射日光は葉焼けを起こしてしまいますので避けること。

 

先ほどの「カンボジアーナ」に比べ葉が肉厚で短いのが特徴のドラコ。下の写真・右のように幹を切ると赤い樹液が出ることから“竜血樹(blood tree)とも呼ばれています。原産地はカナリー諸島で、今や絶滅の危機に瀕しているかなりの希少品種です。

マッサンゲアナ コンシンネ

 

開店祝いの観葉植物として最もポピュラーな「マッサンゲアナ」。ハワイではこの木を家の前に置くと、幸せが訪れると言われていることから「幸福の木」と呼ばれるようになりました。鮮やかな斑入り葉と育てやすさでインテリアグリーンの定番となっています。贈り物での出番も多い爽やかなドラセナです。

 

上に向かって伸びる、とがった葉の形の植物はひらめき作用を後押しし、仕事運を向上させるといわれています。ここで紹介するコンシンネに限った話ではありませんが、代表としてこちらの項目に掲載します。このコンシンネは柔らかく、細い剣のような葉の淵に鮮やかな赤色が入り、スタイリッシュなインテリアプランツとしても十分鑑賞価値があります。「コンシンネ」は「マルギナータ」という名前が正式名称とされていますが、実際は異なる植物いう説もあるようです。

サンデリアナ サルクローサ

 

「ミリオンバンブー」や「マンネンダケ」とも呼ばれ、葉色が緑に白や緑に黄色・緑色と種類が豊富なドラセナです。開運、金運アップに良いと言われ、開運竹、幸福竹とも呼ばれます。耐陰性もありますが、明るい日陰で管理するのがベストです。

 

ドラセナには珍しく丸みを帯びたドット柄の葉がとても印象的なサルクローサ。別名“ゴッドセフィアナ”とも呼ばれ、寄せ植えのグランドカバーなどに使用されます。寒さに弱く、冬は葉を落とすため、温かい場所での管理が必須のドラセナです。

 

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