シンゴニウムのはこんな植物です
属名:シンゴニウム属
学名:Syngonium
別名:シンゴニューム
原産地:中央〜南アメリカ
中央〜南アメリカに約20種が分布するつる性の植物で、根を他のものに張り付かせて上へとよじ登っていきます。
茎や葉を切ると木工ボンドのような乳白色の液を出します。
数種類が観葉植物として出回っています。
見た感じが同じサトイモ科のカラジウムと少しかぶります。
矢じり形のミドリ葉で、ポトフイルム、ホワイトバタフライ、のように葉脈に沿って白い斑がいる品種が多くあります。
葉や形や模様はカラジウムによく似ていますが、こちらは茎が立ち上がらず半つる性で、絡みつくようにして木などをよじ登ります。
また、矢じり形なのは幼葉だけで、大きくなるともっと切れ込んだ葉が出てくるようになります。
楽しみ方
つるは長く伸びないと垂れ下がってきませんが、そうなるとかなり乱れた株に見えます。
ふつうは鉢に植えにこんもりと葉を茂らせるか、ヘゴ柱仕立てにします。
ミニ観葉から大鉢まで、大きさは問いませんが、つるがだらしなく伸びる前に、切戻しして株を整えることが大切です。
失敗しない管理のポイント
置き場所
熱帯アメリカ原産で高温多湿を好みます。
幼葉なので急に直射日光に当てたりすると、柔らかい葉が焼けてしまいますが、少しずつ慣らしながら、明るい場所で育てるほうが、間延びせず斑もハッキリ出ます。
交戦不足の場所でも元気に葉が開いているほど、耐陰性は強いのですが、寒さには弱いので早めに室内に取り込み、夜間はビニールや段ボール箱をかぶせるなど、保温対策も必要です。
水やり
冬はかなり水を控え、成長を抑えることで寒さに耐えさせます。
他は鉢土の表面が乾いたら水やりし、鉢土が過湿状態ならないよう気をつけ、霧水で湿度を補います。
肥料
つるが間伸びしない程度に、緩効性化成肥料を施します。
成長期に1〜2回与えれば十分でしょう。
病害虫
ハダニやカイガラムシの発生を見たら、薬剤を散布とともに葉水を与えるなど、乾燥状態の改善も考えましょう。
仕立て直し方
低温で下葉が枯れることが多いですが、順調に育っても古株になると葉が落ちます。つるを誘引してもよいのですが、挿し木で新しい株を作り直すほうが簡単です。
暖かい時期に行えば、2週間ほどで発根します。
時間はかかりますが、水挿しも可能です。
冬越しの失敗に備え、予備の挿木苗を作っておくとよいでしょう。
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