アジアンタムの育て方
◇ こんな植物です。
針金のような細い茎に薄く小さな緑葉がたくさん揺れ、見るからに涼やかな雰囲気を感じさせてくれます。
アメリカとアジアの温帯から熱帯にかけて自生し、日本にもいくつか自生種があります。
観葉植物として人気なのは、細かい葉がたくさんつくラディアヌムとその園芸品種で、フリッツルーシーは茎が立ち上がります。
他に葉の大きなトラベジフォルメや、葉が暗緑色ノヒスピドゥルムなどが、よく栽培されています。
科・属名:ワラビ科アジアンタム属
原産地:熱帯アメリカ
分類:常緑シダ類
寒さ:非耐寒性
暑さ:やや嫌う
日照:明るい日陰
耐陰性:あり
花言葉:上機嫌、繊細、天真爛漫、無垢
◇ 楽しみ方
小鉢や中鉢に植えてこんもりとさせた草姿が好まれます。釣鉢から垂らすこともありますが、乾燥に弱いのですぐに水やりが出来るようにします。
また、他の植物の寄せ植えの縁取りに使ったり、葉の小ささを生かしてテラリウムなどに添えると、また違った表情が出ます。
◇ 失敗しない管理のポイント
置き場所
日差しの弱い時期は、レースカーテン越しの日光が当たる明るい場所で育てます。5月ぐらいから、レースカーテン越しでも日差しが強いので、直射日光の当たらない涼しくて明るい日陰で育てます。強い日差しと乾燥に弱く、葉が枯れこんできます。涼しくなって朝の最低温度が15度以下になったら、室内へ入れ、レースカーテン越しの明るい、最低温度5度以上の場所で管理します。乾燥に弱い植物ですので、暖房の熱風には十分注意してください。葉が黒くなってきます。
水やり
春から秋の生育期は鉢土の表面が乾く前に与えます。特に最低気温が20度以上になったら水不足にならないように注意してください。
生育期に水不足になると、葉がちぢんだようになって枯れ込んでしまいます。このアジアンタムは高温多湿地帯の植物で、葉の保水力が弱く乾燥が苦手です。霧吹きで湿度を与えながら育ててあげる必要もあります。少し大きめの受け皿にピートモスと腐葉土などを混ぜ入れて濡らし、その上に鉢を乗せたり、玄関などに置いている場合は鉢を置いている周辺を時々霧吹きで塗らしたりすると保湿の効果があります。
秋の最低気温が20度を下回ってきたら、だんだん水やり回数を控えめに与えるようにします。
真冬は表面が乾いたら、暖かい日の午前中に与えるようにします。真冬は暖房で空気が乾燥してしまいますので、葉が乾燥しないように、霧吹きをかけて加湿してあげます。春になって暖かくなってくると、だんだんと水を吸いはじめて乾くのが早くなるので、表面が乾いてきたら十分に与えます。
肥料
◇ 仕立て直し方
葉がちりちりになるほか、逆に高温多湿状態で蒸れて黒く腐る事もあります。葉が痛んだときは、思い切って地ぎわから2〜3cmのところから切り戻し、ビニール袋で包んで新芽を出すのを待ちます。
痛んだ箇所が少なければ、その部分だけ切り取って株分けし、常に新鮮な葉を伸ばすようにすると、葉色が美しく涼やかになります。
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