アスプレニウムの育て方
◇ こんな植物です。
シダの仲間でみずみずしいはと、葉裏の奉仕が大きな特徴です。
自生地ではジャングルの大木に着生しているので高温多湿を好みます。根からの水より空中湿度を保つ事が重要です。株もとから大きく葉を広げるオオタニワタリのような種類が多いのですが、よく出回るのは矮性種のニドゥス(アビス)です。
マザーファーんと呼ばれるダウキフォリウムは、小葉で切れ込みます。
学名:Asplenium
別名:アビス、オオタニワタリ、ニドゥス、ニダス
科・属名:チャセンシダ科アスプレニウム属
原産地:アジア、太平洋諸島(ニドゥス)
分類:常緑多年性、シダ類
寒さ:非耐寒性
暑さ:強い
日照:明るい日陰
耐陰性:あり
◇ 楽しみ方
アビスをミニ観葉から中鉢くらいに育てるのが、育てやすいでしょう。オオタニワタリなどは中から大鉢に上、さらにかなり広いスペースがないと特徴が良く出ません。
◇ 失敗しない管理のポイント
置き場所
アスプレニウムは木漏れ日のような明かりを好むので、明るい日陰で育てます。冬の弱い日差しは当ててもかまいませんが、夏頃の強い日差しは葉焼けを起こすので注意してください。秋の最低気温が15度を下回ってきたら室内へ入れ、冬は最低温度5度以上で管理します。
水やり
鉢土の表面が表面が乾いてきたらたっぷりと与えます。秋の最低気温が20度を下回ってきたら、徐々に水をあまり吸わなくなってくるので、徐々に水やり回数を減らし、冬は鉢土の表面が乾いて2、3日してからの水やりにします。冬の水の与え過ぎは根腐れの原因になるので注意してください。アスプレニウムは空中湿度をとても好むので、葉に霧吹きで湿度を与えながら育てます。
植え替え
鉢の底から根が出て根詰まり気味なら植え替えをします。植え替え周期は2年に1度を目安に行います。時期は春の4月下旬から6月頃が理想的です。用土は市販されている観葉植物専用の土、自分で作る場合は、赤玉土(小粒)6、腐葉土4ぐらいでよいと思います。アスプレニウムは根詰まりや根腐れで根の状態が悪くなると、葉の生育が悪くなる事があります。
肥料
新鮮な緑を保つため、つき一回程度、緩効性の化学肥料を施しますが、本来大型になる種類なので肥料分は控えめにします。
病害虫
葉が展開したときに穴が開いているのは、ナメクジが新芽を食害したものです。
夜間に這い出してきたときに捕殺するか、誘殺剤で退治します。
◇ 仕立て直し方
鉢土が過湿状態になると根腐れを起こし、葉が黄色くなって垂れてきたりします。
垂れた葉は、付け根から切り取り、株を抜いて腐った根を切り落として新しい用土に植え替えます。
用土は水はけの良いものにし、やや浅植えになるように植えつけます。新芽が伸びるまではビニール袋などでスッポリ覆い、多湿状態を作って1〜2ヶ月様子を見ます。大きすぎるようなら株分けしてもかまいません。
また、葉裏の茶色い筋のように見える胞子を、まいて増やす事もできます。
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