アナナスの育て方
◇ こんな植物です。
果物のパイナップルを含む仲間で、葉だけでなく花の美しさを観賞します。花と言ってもその周りの苞や葉のほうが色鮮やかで、よく目立ちます。
エクメア、フリーセア、グスヴマニアなどは特にエキゾチックな花姿が好まれています。
ネオレゲリアやクリプタンサスは葉が特徴的です。エアープランつと呼ばれるチランジアは、ユニークな形が魅力です。
学名:Ananas
科・属名:パイナップル科
原産地:熱帯アメリカ
分類:常緑多年草
寒さ:非耐寒性
暑さ:強い
日照:明るい日陰
耐陰性:あり
草丈:30cm〜100cm(種類による)
■花序:15cm〜30cm
花色:赤、ピンク、黄色、橙色、青紫など
花言葉:あなたは完全、たくわえる
◇ 楽しみ方
小鉢や中鉢に一株植えにするか、コンテナに数株寄せ植えしても良いでしょう。エキゾチックな雰囲気づくりができるので、夏のコンテナの主役にもなれます。
上から見たほうがキレイな品種は、低い場所に置きます。
チランジヤは造形が面白いので、オブジェとして考えると楽しい装飾となります。
◇ 失敗しない管理のポイント
置き場所と温度
1年中明るい日陰におきます。普通5〜9月中旬は薄日の漏れる戸外に置き、それ以降は室内の、レースのカーテンか、くもりガラスをとおした間接光の下で育てます。寒さには比較的強く、2〜3℃で冬を越す種類もありますが、一度寒さに当てると回復するまで時間がかかるので、10℃以上ぐらいで管理するのがベターです。
水やり
水を溜め込んだアナナスは乾燥には強く、1ヶ月ぐらい水やりを忘れても枯れることはありません。ただし、5〜9月の生育期には、葉のもとの筒にたまる水が流れるぐらいたっぷり与えます。また夏の間は1週間に1回ぐらい筒の中の水を入れかえ、水が腐ったり濁ったりするのを防ぎます。あくまでも用土は乾きぎみにし(特に水苔植え)、過湿にしないのがコツです。冬は10〜15日に1回ぐらいで十分です。
肥料
生育期に油粕8、骨粉2の割合で混ぜた置肥をし、同時に緩効性の化成肥料を1〜2ヶ月に1回ぐらい、あるいは液肥を月2〜3回与えます。この時期にたっぷり肥料を与えると、花つきがよくなり、子株も丈夫に育ちます。
病害虫
高温多湿にすると炭そ病にかかることがあります。またカイガラムシが付くことがあるので、見つけしだい爪でかきとるか、薬剤をまいて駆除します。ただし、アナナスは非常に病害虫に強く、上記のような病気や害虫の心配は少ないようです。葉先が黄色くなることが多いので、切り落とすようにしてください。
◇ 仕立て直し方
開花は一度きりですが、花の咲いた株と花の咲いた株のそばに子株が出来て次の花を咲かせます。これを切り取って新たに植えつけると、簡単に増やす事ができます。子株ができないなら、栽培条件を見直してもう一年育ててみましょう。
鉢植えでは子株をつけるのに時間がかかることもあります。根詰まり根腐れした株は、かれた部分を取り除き、新たな水はけの良い用土に植えます。
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